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S0904102073


ドビュッシー:前奏曲集 第1巻, 子供の領分

¥ 3,394 (税込)
  発売日:2017年3月20日     海外発送:不可
売り切れ

著者名/演奏者名:
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ)
型番:
ESSG-90160 ※予約商品・3月末以降順次出荷予定

※本商品を含む複数の商品を同時にご注文いただいた場合は、すべての商品が揃い次第の発送となります。発送時期の異なる商品の個別発送はお受けいたしかねますので、あらかじめご了承ください。

本商品は人気商品につき、おひとり様2セットまでのご購入とさせていただきます。また、家庭での一般的な試聴用途の範囲を超えると思われる、同一のお名前、同一のお届け先への複数回のご注文などは、お断りする場合がございます(ご注文キャンセルのお知らせメールが送信されます)。また、海外への発送、転送サービスをご利用してのご注文も承れません。あらかじめご了承ください。

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●収録曲

クロード・ドビュッシー(1862-1918)
●前奏曲集 第1巻
1 I.デルフィの舞姫たち
2 II.帆
3 III.野を渡る風
4 IV.音と香りは夕暮れの大気に漂う
5 V.アナカプリの丘
6 VI.雪の上の足跡
7 VII.西風の見たもの
8 VIII.亜麻色の髪の乙女
9 IX.とだえたセレナード
10 X.沈める寺
11 XI.パックの踊り
12 XII.ミンストレル
●子供の領分
13 I.グラドゥス・アド・パルナッスム博士
14 II.象の子守歌
15 III.人形のセレナード
16 IV.雪は踊っている
17 V.小さな羊飼い
18 VI.ゴリウォーグのケークウォーク


[演奏]アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ)
[録音]1978年6月27日&28日、ハンブルク、ムジークハレ(前奏曲集第1巻)、1971年7月、ミュンヘン、レジデンツ、バイエルン科学アカデミー、プレーナーザール(子供の領分)
[初出] Deutsche Grammophon 2531 200(1979年/前奏曲集第1巻)、Deutsche Grammophon 2530196(1972年/子供の領分)
[日本盤初出] MG1164 (1979年2月/前奏曲集第1巻)、MG2324 (1972年3月/子供の領分)

[オリジナル・レコーディング]
[エクゼクティヴ・プロデューサー]カール・ファウスト
[プロデューサー]コード・ガーベン(前奏曲集第1巻)、ライナー・ブロック(子供の領分)
[レコーディング・エンジニア]クラウス・ヒーマン(前奏曲集第1巻)、ハインツ・ヴィルトハーゲン(子供の領分)
[Super Audio CDプロデューサー]大間知基彰(エソテリック株式会社)
[Super Audio CDリマスタリング・エンジニア]杉本一家(JVCマスタリングセンター(代官山スタジオ))
[Super Audio CDオーサリング]藤田厚夫(有限会社エフ)
[解説] 諸石幸生 萩原秋彦

無類の透徹した響きで独自の美学を確立した完全主義の名ピアニストが描き出す、繊細 かつ明晰なドビュッシーのピアノの世界。

■ミケランジェリのスタジオ録音初のSuper Audio CDハイブリッド・ソフト
その繊細かつ美しいタッチと、厳格なまでの完璧主義で 20 世紀のピアノ演奏史に大きな足跡を残したイタリアのピアニスト、アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(1920-1995)。彼が生前に発売を認めた数少ないスタジオ録音の中でも、最高の名盤とされるドビュッシーの「前奏曲集第1巻」と「子供の領分」とが当シリーズに加わります。ミケランジェリのスタジオ録音で正規音源から Super Audio CDハイブリッド化されるのは今回が初めて(2017年2月現在)となります。

■待ちに待った、名ピアニストの本質を聴きとれる録音
極度の完璧主義者だったミケランジェリは、ピアノの調整にも細心の注意を払い、自分の望み通りにならない場合は演奏会をキャンセルすることも多く、そのことが逆にミケランジェリという存在を神格化することにもつながりました。録音についても同様で、その長い演奏活動の割には生前に本人の許諾を得て発売された録音は非常に少なく、演奏会のラジオ放送から録音したものや演奏会での隠し録りなど、本人の意思とは無関係な、違法な海賊盤が生前から大量に発売されていたことでも知られています。録音歴は古く、第2次大戦中にドイツ・テレフンケンに録音したのが最初で、戦後のSP~モノラル時代にはイタリアEMI、そして1957年にはラフマニノフの第 4 番とラヴェルの協奏曲を録音し、初のステレオ録音となりました。1960 年代にはデッカからベートーヴェン、スカルラッティ、ガルッピのソナタを収めたステレオ盤が発売されましたが、音質面では満足ゆかぬ出来であり、結局ミケランジェリの本質を聴きとることのできるソロ録音は、1971 年、51 歳の時に録音されたドイツ・グラモフォンへのソロ・アルバムまで待たなくてはなりませんでした。

■明快かつ繊細――ミケランジェリ以降のドビュッシー演奏を変えた解釈
それまでの渇を癒すかのように、1971 年 7 月から 11 月にかけて一気に録音されたのは、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第 4 番、ショパンのピアノ作品集、そしてドビュッシーのピアノ作品集の 3 枚でした。しかしミケランジェリの録音が定期的に登場するだろうという希望的観測はあっさり裏切られ、(1975年にEMIに録音したシューマン「謝肉祭」を除けば)、新たなソロ・アルバムの登場は何と7年も経ってからで、1978年録音のドビュッシーの前奏曲第1巻がそれでした。今回のSuper Audio CDハイブリッドでの発売では、1971 年のドビュッシー作品集からの「子供の領分」と 1978 年の前奏曲集第 1巻がカップリングされています。ミケランジェリのドビュッシー解釈は、それまで多かったペダルを多用した曖昧模糊とした雰囲気優先のドビュッシー演奏とは一線を画すもので、軽いタッチでも一つ一つの音や和音に十分なグラデーションをかけられるよう調整されたピアノから極めて明晰な響きを引き出しています。どんなに小さな音でも量感を失わず、芯のある音で描き出されてゆくドビュッシーの響きの世界は、まさに 20 世紀におけるドビュッシー演奏の新たなスタンダードを創り出したともいえる画期的なものでした。前奏曲集第1 巻では、各曲の個性を際立たせるというよりも、精緻な音で音符を紡いでいくことで自然と作品の性格が浮かび上がってくる様子が鮮烈で、「沈める鐘」でのクライマックスでも決して響きの美しさが失われないのは、ミケランジェリの絶妙なコントロールの賜物といえるでしょう。「パックの踊り」や「子供の領分」の最終曲「ゴリウォーグのケークウォーク」では、リズムを必要以上に崩さず謹厳実直に弾きながらも、作品に込められたユーモアが絶妙に表出されています。

■最高の状態でのSuper Audio CDハイブリッド化が実現
「子供の領分」はミュンヘンのプレーナーザール、前奏曲第1巻の方はハンブルクのムジークハレで録音されました。どちらの録音もピアノの響きをホールの残響に埋没させず、楽器に近いところで明確に捉えることで、ミケランジェリが一つ一つの音に込めた多彩なニュアンスをはっきりと聴きとることが出来ます。会場やスタッフの差異をあまり感じさせないのも、ドイツ・グラモフォンによるピアノ・ソロ録音のバランス作りが 70 年代には既に完成されていたということの証左でしょう。また前奏曲第 1 巻は、ペダルを踏み込んだ状態のもう一台のピアノを後方に配置することで、倍音の響きがいっそう豊かに感じされるという効果を上げていることでも知られています。ミケランジェリのドビュッシーはCD時代に入ってからもごく初期にCD化され、さらにOIBPでもリマスターされていますが、今回のSuper Audio CDハイブリッド化に当たっては、新たにアナログマスターよりトランスファーした音源を使用しています。これまでのエソテリック企画同様、使用するマスターの選定から、最終的なDSDマスタリングの行程に至るまで、妥協を排した作業が行われています。特にDSDマスタリングにあたっては、DAコンバーターとルビジウムクロックジェネレーターに、入念に調整された ESOTERIC の最高級機材を投入、またMEXELケーブルを惜しげもなく使用することで、オリジナル・マスターの持つ情報を余すところなくディスク化することができました。

■『もはやこれ以上の演奏など考えられないほど完璧』

「堂々とした風格を湛えた演奏で、ピアノ的美観の極致を示しており、透明かつしなやかな音が、まるで生きもののように連なり、純粋美の世界を形成してゆく。「子供の領分」は重量感とゆとりを持った表現で、精緻な音彩感、旋律の見事な処理はこの人ならではのもの。」(『レコード芸術』1972年4月号、推薦盤)

「ドビュッシーは淡い色彩が特色だと信じている向きには、このミケランジェリの《子供の領分》の演奏が、その淡さを越えてさらに精妙な色彩感を表すのに驚嘆するに違いない。鍵盤の重みと精度の極限を、作品の真意を弾き表すのに絶対の条件として追及するミケランジェリの欲求は、楽器の発する美音にあるのではなく、作品のためにあらゆる犠牲を払うことにあるのだという姿勢が、この演奏をこれほど魅力的にしているのである。」(佐々木節夫、『レコード芸術別冊・クラシック・レコード・ブック VOL.4器楽曲編』、1985年)

「この前奏曲第1巻は高度に洗練されたドビュッシーの演奏だといえる。何しろ音一つ一つが磨き抜かれていると同時に自分の弾き出す音にミケランジェリは極度に神経を行きとどかせているように思われる。そのためにどんな細かい音でも明快に響くとともに、ペダルを使った音の響きと使わない場合とこれほど明確に聴き分けられる演奏も少ないと思う。しかもそれがドビュッシーの音楽の表現には欠かせないものであるから、それにより改めてドビュッシーの意図した各局の特質が見事に浮き彫りにされている。」(渡邉学而、『レコード芸術別冊・クラシック・レコード・ブックVOL.4器楽曲編』、1985年)

「完璧主義者であるミケランジェリの面目躍如とした名演。一つ一つの音に繊細な神経が行き届いていて、その研ぎ澄まされた絶妙な音響と洗練された表現は、各曲の個性も鮮明に浮かび上がらせる。もはやこれ以上の演奏など考えられないほど完璧であり、楽器へのこだわりも充分に納得させてくれる。」(浅里公三、『クラシック名盤大全 器楽曲編』、1998年)

「ミケランジェリのピアノの最大の魅力は、透徹したタッチである。それが最も充実した形で発揮されたのがドビュッシーの作品だった。(・・・)《子供の領分》でのミケランジェリは、愛らしい子供の世界からは一歩下がって、あくまでも彼自身の厳しい目で作品に対している。そしてやはり透徹した響きを求めているが、その音色の組み合わせに絶妙な変化を加えている。」(原明美、『クラシック不滅の名盤800』、1997年)

「(前奏曲集は)この巨匠独自のピアニズムがもっとも理想的に表れたといえるもので、一つ一つの音の響きを練り上げ、それらを有機的に関連付けていくことによって、完璧なまでに彫琢された雰囲気を生み出している。厳しいといえるほどの音と音の緊張関係の上に成り立つその演奏は、いわゆる感覚的なドビュッシー解釈や雰囲気だけで弾かれるドビュッシー演奏とは、およそ対極にあるものだ。」(寺西基之、『クラシック不滅の名盤800』、1997年)

「(前奏曲集で)彼が彫琢する音色は、清澄である判明、微妙に変化して、つまりは稀に聴くほどに多彩なものになる。《子供の領分》は、いわゆる童心をあたたかく歌いあげる、といった演奏とは次元を異にした磨き上げの厳しさを示すが、それでも彼の流儀において、優しさやほほえみもふと添えている。」(濱田滋郎、『クラシック不滅の名盤1000』、2007年)

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