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S0904102073


ヴェルディ:レクイエム&オペラ合唱曲集(SACD/CD)

¥ 6,789 (税込)
  発売日:2016年12月10日     海外発送:不可
売り切れ

著者名/演奏者名:
クラウディオ・アバド(指揮)ミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団
型番:
ESSG-90151/52 

本商品は人気商品につき、おひとり様2セットまでのご購入とさせていただきます。また、家庭での一般的な試聴用途の範囲を超えると思われる、同一のお名前、同一のお届け先への複数回のご注文などは、お断りする場合がございます(ご注文キャンセルのお知らせメールが送信されます)。また、海外への発送、転送サービスをご利用してのご注文も承れません。あらかじめご了承ください。

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■収録曲

●DISC 1
ジュゼッペ・ヴェルディ(1813-1901)
レクイエム[4人の独奏者、合唱と管弦楽のための]
1 第1曲レクイエム(安息を)とキリエ(あわれみ給え)[4部合唱と四重唱]第2曲ディエス・イレ(怒りの日)
2 ディエル・イレ(怒りの日)[混声7部合唱]
3 トゥーバ・ミルム(くすしきラッパの音)[混声7部合唱とバス独唱]
4 リベル・スクリプトゥス(書き記されし書物は)[メッゾ・ソプラノ独唱と混声4部合唱]
5 クィド・スム・ミゼル(あわれなるかな)[ソプラノ、メッゾ・ソプラノ、テノールの三重唱]
6 レックス・トレメンデ(みいつの大王よ)[4部合唱と四重唱]
7 レコルダーレ(思い給え)[ソプラノ、メッゾ・ソプラノの二重唱]
8 インジェミスコ(われ、罪ある者として嘆き)[テノール独唱]
9 コンフターティス(呪われたる者どもを罰し)[バス独唱と混声合唱]
10 ラクリモーザ(涙の日なるかな)[四重唱と混声合唱]
11 第3曲オフェルトリウム(主イエズス)[四重唱]
12 第4曲サンクトゥス(聖なるかな)[二重混声合唱]

●DISC2
1 第5曲アニュス・デイ(神の小羊)[ソプラノ、メッゾ・ソプラノ独唱と混声4部合唱]
2 第6曲ルックス・エテルナ(永遠の光を)[メッゾ・ソプラノ、テノール、バスの三重唱]
3 第7曲リベラ・メ(われらを解き放ちたまえ)[ソプラノ独唱と混声4部合唱]オペラ合唱曲集
4 「祭りの飾りを」(歌劇《ナブッコ》から)
5 ヘブライの捕虜たちの合唱「行け、わが思いよ、金色の翼に乗って」(歌劇《ナブッコ》から)
6 アンヴィル・コーラス「朝の光がさしてきた」(歌劇《トロヴァトーレ》から)
7 火の合唱「喜びの炎よ」(歌劇《オテロ》から)
8 謀反人達の合唱「いま一度目覚めるのだ、カスティーリアの獅子よ」(歌劇《エルナーニ》から)
9 凱旋の合唱「エジプトとイジスの神に栄光あれ」(歌劇《アイーダ》から)
10 スコットランド亡命者の合唱「しいたげられた祖国」(歌劇《マクベス》から)
11 行軍の合唱「エルサレムへ!エルサレムへ!」(歌劇《十字軍のロンバルディア人》から)
12 十字軍兵士と巡礼の合唱「おお主よ、ふるさとの家々を」(歌劇《十字軍のロンバルディア人》から)
13 「ここに明けた、輝かしき喜びの日が」(歌劇《ドン・カルロ》第3幕から)

[レクイエム]
カーティア・リッチャレッリ(ソプラノ)/シャーリー・ヴァーレット(メッゾ・ソプラノ)/プラシド・ドミンゴ(テノール)/ニコライ・ギャウロフ(バス)
ミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団(合唱指揮:ロマーノ・ガンドルフィ)
指揮:クラウディオ・アバド

[録音]1979年6月26日~29日、11月3日、4日、1980年1月7日、2月21日&26日、ミラノ、CTCスタジオ、1974年11月、ミラノ(合唱曲集)
[初出][レクイエム]Deutsche Grammophon 2707120(1981年)、[合唱曲集]Deutsche Grammophon 2530549(1976年)
[日本盤初出][レクイエム]52MG9221~2(1981年2月28日)、[合唱曲集]MG2502(1976年2月1日)

[オリジナル・レコーディング]
[プロデューサー]ライナー・ブロック
[レコーディング・エンジニア]クラウス・シャイベ、クラウス・ヒーマン(レクイエム)、ギュンター・ヘルマンス(合唱曲集)
[エディティング・エンジニア]ヨアヒム・ニス(レクイエム)

[Super Audio CDプロデューサー]大間知基彰(エソテリック株式会社)
[Super Audio CDリマスタリング・エンジニア]杉本一家(JVCマスタリングセンター(代官山スタジオ))
[Super Audio CDオーサリング]藤田厚夫(有限会社エフ)
[解説]諸石幸生/高崎保男/黒田恭一/浅里公三

ヴェルディの「レクイエム」とオペラ合唱曲集という、アバドのディスコグラフィ上、最も重要な名演を最高の状態でSuper Audio CDハイブリッド・ソフト化

■20世紀ヴェルディ・オペラ上演に革新をもたらしたアバド
2014年1月20日、80歳で亡くなったイタリアの名指揮者クラウディオ・アバド(1922-2014)。当シリーズではこれまでも、メンデルスゾーン「真夏の夜の夢&イタリア」(ESSS-90066)、「ジルヴェスター・コンサート」(ESSG-9098)、ストラヴィンスキー「ペトルーシュカ&プルチネルラ」(ESSG-90100)、ロッシーニ「セビリャの理髪師」(グレイト4オペラズESSG/D-90089-97に収録)、マーラー「交響曲第2番&第4番」(ESSG-90141/42)などのアナログ~デジタル時代の名盤をSuper Audio CDハイブリッド化して参りましたが、今回は1979~80年と1974年にミラノ・スカラ座管弦楽団と合唱団と録音したヴェルディの「レクイエム」とオペラ合唱曲集という、アバドのディスコグラフィ上、最も重要な名演を最高の状態でSuper Audio CDハイブリッド・ソフト化いたします。これらは、アバドが1968年から1986年まで音楽監督をつとめたミラノ・スカラ座との録音の中で、オペラ全曲盤以外では最大の遺産とも言うべき名盤です。

■待ちに待ったアバドとスカラ座の初録音
アバドがミラノ・スカラ座にデビューしたのは1960年のアレッサンドロ・スカルラッティ生誕300年記念の演奏会のこと。アバドはすでに1958年にタングルウッドで行われたコンクールでクーセヴィツキー賞を受賞しており、若手の俊英として大きな注目を浴びていました。さらに1963年のミトロプーロス指揮者コンクールで優勝し、1965年にはウィーン・フィルを指揮してザルツブルク音楽祭にデビュー。その3年後の1968年にはミラノ・スカラ座の首席指揮者となります。1972年には音楽監督に就任し、スカラ座の20世紀後半における黄金時代を築き上げていくわけですが、このコンビによる録音が実現するのはさらにその2年後、1974年11月の「オペラ合唱曲集」まで待たなくてはなりませんでした。このアルバムは、ヴェルディの7つのオペラから合唱が活躍する代表的な場面10曲を収めたもので、アバドとスカラ座との蜜月ぶりを告げる見事な出来で、まさに待った甲斐があった録音となりました。特筆すべきは、全曲盤からの抜粋ではなくオリジナルの合唱曲集として企画されたアルバムとしであること、初期から後期までのヴェルディのオペラをバランスよく収めていること、そして「マクベス」と「アイーダ」以外はアバドが劇場では実際に取り上げたことがないオペラであるという点でしょう。ミラノ・スカラ座による正規のセッション録音は、1965年録音のカラヤン指揮による「カヴァレリア・ルスティカーナ」と「道化師」(ドイツ・グラモフォン)以来なんと9年ぶりであり、このイタリア最高の名門オペラハウスのレコード市場への復帰を高らかに告げる上で重要な意味を持つアルバムでもありました。

■スカラ座に欠かすことのできない「レクイエム」
「オペラ合唱曲集」が実際に発売されたのは1976年初頭になってからのことですが、同年末にはいよいよアバドとスカラ座による最初のオペラ全曲盤となるヴェルディ「マクベス」が発売され、このコンビがイタリア・オペラにおいて実現しつつあった新たな演奏様式を実際の録音物として世界中に知らしめることになりました。以後、このコンビによるオペラ全曲盤では「シモン・ボッカネグラ」(1977年)、「仮面舞踏会」(1979/80年)、「アイーダ」(1981年)、「ドン・カルロス」(1983年)の4曲が録音され、20世紀後半のヴェルディ演奏様式の最先端の姿を記録したのでした。そしてその間隙を縫うようにして1979年と1980年に延べ9日間を費やして録音されたのが、ヴェルディの「レクイエム」です。この曲は、宗教曲にも関わらず「ヴェルディのもう一つのオペラ」とも称されるほど劇的起伏が大きく、スカラ座にとっても欠かすことのできない重要なレパートリーで、定期的に取り上げるのみならず、国内外への引っ越し公演の際には必ず帯同する曲目でもありました。

■デ・サバタ以来四半世紀ぶりに実現した録音
「レクイエム」は1967年にカラヤン指揮で映像収録しているものの、スカラ座によるレコード用のセッション録音としてはモノラル時代のデ・サーバタ盤(1954年、EMI)以来四半世紀ぶりの録音(初のステレオ録音)となったこの1979/80年録音では、この時期のアバドの特徴だった弱音領域での繊細な表現が特に優れていて、作品冒頭の「レクイエム」が合唱によるソット・ヴォーチェから徐々にクレッシェンドされて、ドミンゴが「キリエ・エレイソン」と歌い出すまでの緊張感あふれる響きはこの曲の数ある演奏の中でも屈指のものといえるでしょう。もちろん「ディエス・イレ」や「サンクトゥス」に代表される熱気あふれる音楽は、それにふさわしい圧倒的な輝かしさを持って実現されていることは言うまでもありません。アバドの特質はそうした熱気をナマのまま押し付けるのではなく、彼らしい洗練さを通してスマートに表現するところであり、オーケストラと合唱・独唱間でのバランスが完璧に統御されている点は、従来のイタリア系の指揮者の演奏では聴くことのできなかった特徴でもありました。合唱のアンサンブルの見事さは、ちょうどこの時期に合唱指揮者としてアバド時代を支えた名匠ロマーノ・ガンドルフィ(1943-2006、スカラ座在任1971-1983)の薫陶の賜物でもありましょう。それぞれに強い劇的表現力が要求される独唱パートも、カーティア・リッチャレッリ(アイーダ、アメーリア、エリーザベト)、シャーリー・ヴァーレット(マクベス夫人)、プラシド・ドミンゴ(マクダフ、リッカルド、ラダメス、ドン・カルロス)、ニコライ・ギャウロフ(バンクォー、フィエスコ、ランフィス、宗教裁判長)という、文字通りスカラ座の常連であり、アバドのヴェルディ全曲盤にも登場する名歌手たちが担っていることもこの録音の価値を大きく高めています。

『金糸銀糸を織りなすような繊細で精巧この上ない色彩美に目を奪われる』(レクイエム)

「アバドはこの大曲の骨格をしっかり踏まえ、その枠組の中に精緻な音作りを流し込んでいく。その余裕ある音作りはまさにヴェルディの望んだであろう剛毅さとやさしさ、劇的緊張と清明な抒情の世界の対比の中に〈声〉というものが音楽の中に占めるべき位置をより確かなものに形象化し得ている。リッチャレッリはデリケートな声の使い方、こまやかな歌い廻しに味わいがあり、ヴァーレットの進境も頼もしく、男声陣はいつものペースで悠々歌っている。」(畑中良輔、『レコード芸術』1981年4月号、特選盤)

「アバドの手になるとイタリアの合唱団も荒さをあらわすことがない。力強い部分の迫力、抑制した表現ともに素晴らしい。管弦楽団の響きと旋律の扱いにも作品とのつながりの濃さを感じさせる。激しい部分での切れ込みの鋭さにも感嘆させられるが、繊細な部分での表現がさらにすばらしい。独唱者たちも充実している。カラヤン盤とならぶ際立った演奏。」(佐々木行綱、『レコード芸術』1981年4月号、特選盤)

「アバドによるヴェルディは、音楽家としてのアバドの生真面目さを反映してというべきか、拡散を拒み、凝縮する。そのために、演奏としての愛嬌は、どうしたって希薄になる。この『レクイエム』の演奏とて、例外ではない。ただ、弱音の部分でのきいていて怖くなるような演奏は、アバドならではのものである。アバドの演奏は、いずれも、聴き手によってその作品の素晴らしさが発見されるのを待っているようなところがある。傾聴する聴き手だけが、そのようなアバドの演奏に共感する。」(黒田恭一、『レコード芸術別冊・クラシック・レコード・ブックVOL.5オペラ・声楽曲編』、1985年)

「80年に録音されたアバドの力あふれるレクイエムである。『キリエ・エレイソン』と高らかに声を上げるドミンゴ、深い響きの歌を聴かせるギャウロフ、そして『アニュス・デイ』でのユニゾンの美しい二重唱が耳に残るリッチャレッリとヴァーレットと、4人の粒選りのソリストを揃え、ミラノ・スカラ座のすばらしい合唱を駆使したこの演奏では、彼岸までとどけとばかりに声によるドラマが繰り広げられていく。激情の迸る『怒りの日』や明るい響きの『サンクトゥス』での合唱も印象深い。アバドはこの演奏で、音楽の持っている起伏をおおらかに表現して、スカラ座のオーケストラから開放的な強音と慰めに満ちた温かい響きを引き出すのに成功している。」(白石美雪、『クラシック不滅の名盤800』、1997年)

「アバドの弱音に焦点を当てたかのような演奏は、録音技術の進歩があって初めて可能だったのだろうが、スカラ座管弦楽団と合唱団といえども、この壮大なレクイエムの威容をこれほど精妙に表現したことはなかったのではないだろうか。またリッチャレッリ以下の独唱者たちのアバドの真摯で明快な表現にふさわしい歌唱も非常に味わい深い。」(浅里公三、『クラシック名盤大全オペラ・声楽曲編』、1998年)

「(この演奏に)アバドの演奏スタイルの調子がいかんなく発揮されていて共感が持てる。なによりも金糸銀糸を織りなすような繊細で精巧この上ない色彩美に目を奪われる。その微細なメッシュに目が追い付いていけないほど。柔和で優しく、歌う要素を片時も失うことなく、死者と親和する理想的な天国を築こうとする天使の微笑みが感じとれて、ラファエロかフラ・アンジェリコの絵画を見る趣だ。」(喜多尾道冬、『クラシック不滅の名盤1000』、2007年)

『コーラスとオーケストラが一体となった輝かしいカンタービレと劇的表現が素晴らしい』(合唱曲集)

「アバドが音楽監督に就任してからのミラノ・スカラ座の充実ぶりを端的に示すレコード。初期の『ナブッコ』から最晩年の『オテロ』まで、ヴェルディのオペラのさまざまな時期の主要な合唱曲がほとんど網羅されている。アバドの指揮は合唱と管弦楽のバランスに周到な注意を払っており、コーラスもほとばしるような熱気と輝かしいカンタービレで精妙なアンサンブルの粋を聴かせる。」(『レコード芸術』1976年3月号、推薦盤)

「ミラノ・スカラ座の音楽監督を務めていたアバドが、そのスカラ座合唱団を主役として録音した、いわばアバド/スカラ座のコンビによるリサイタル・レコードというべきものだろう。ヴェルディの主要なオペラの合唱曲が集められているが、いずれもキビキビした、しかもスケールの大きな仕上がりになっている。声のバランスは良いし表現の幅は実に広く、これらの合唱を聴いているとオペラ全体を聴いてみたくなる、といったところがある。」(金森昭雄、『レコード芸術別冊・クラシック・レコード・ブックVOL.5オペラ・声楽曲編』、1985年)

「アバドがミラノ・スカラ座とのヴェルディ・オペラ・シリーズに先だって、いわばお披露目のように録音した合唱曲集である。スカラ座のセッション録音は、カラヤンの『カヴァレリア』以来9年ぶりということで期待も大きかったが、その輝かしく熱い歌声は、まさに長年の渇を癒し、イタリア・オペラの醍醐味の一端を堪能させてくれた。初期から晩年まで7作のオペラから名合唱曲を選り過ぎった選曲もいいし、コーラスとオーケストラが一体となった輝かしいカンタービレと劇的表現が素晴らしい。」(歌崎和彦、『クラシック名盤大全オペラ・声楽曲編』、1998年)

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