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バランス入力に対応するMC昇圧トランスSP03と、アクティヴ型ボリュウムコントロールボックスSP02。ユニークな特徴を持つ2機種の使いこなしを、実際にアナログレコードを再生しながら、設計者の唐木志延夫氏に聞いた。



ルンダール・トランスでバランス対応設計  SP03

―― まず、MC昇圧トランスSP03の特徴を教えてください。

唐木 SP03はスウェーデン・ルンダール社製トランスLL1941を用いたMC昇圧トランスです。ルンダールは、ボビンレスや分割巻きなど独自の製法で優れたトランスを送り出すオーディオ用トランス専業メーカーで、プロ用途でも多くの採用実績があります。LL1941は周波数特性に優れたアモルファスコバルト・コアとカルダス社の高純度無酸素銅線を用いています。カートリッジ・インピーダンス15Ω以下に対応する仕様です。


―― MCカートリッジからのバランス伝送に対応する点がSP03の特徴です。アナログプレーヤーにテクニクスの新型SL1200G、フォノイコライザーにフェーズメーションEA1000を使って実際にLPレコードを聴いてみました。バランス伝送によるアナログ再生のメリットを教えてください。

唐木 外来ノイズに対して強いことがバランス伝送のメリットです。S/Nに優れた音が実際に聴けたと思います。テクニクスSL1200Gは出力端子がRCAですから、プレーヤーとSP03を、RCA-XLR端子のバランス伝送対応フォノケーブル、フェーズメーションCC1000Rで接続しました。SP03は、内蔵トランスLL1941の1次側のセンタータップをGND(グラウンド)に接続する設計で、2芯シールド線を用いたフォノケーブルを使えば、HOT/COLD/GNDが独立したバランス伝送が成立します。HOT/COLDは位相が反転した信号となり、外来ノイズはキャンセルされるわけです。フォノケーブルは、2芯でシールド部が独立したものであれば、端子はRCAでもいいんです。SME製フォノケーブルなどは昔からそうなっています。


―― ローインピーダンス専用設計とした理由はあるんですか。

唐木 現代のMCカートリッジはローインピーダンス設計が主流です。LL1941はローインピーダンス専用の仕様で、インピーダンス切替えのタップがありません。LOW/MID/HIGHなどのタップがあるトランスは便利ですが、例えば、LOWを使ったときはMIDとHIGHの巻き線がオープンになります。トランスは巻き線とコアをフルに使う方が変換効率や特性の点で有利なんです。


―― SP03を使う上での留意点はありますか。

唐木 やはり、昇圧トランスの基本的な使いこなしを押さえることです。置く位置や結線の仕方に注意し、ハムノイズが少ないセッティングを探ります。アンプの電源トランスから離して置くのが基本ですが、位置と方向を少しずつ変えて、カットアンドトライでベストのポジションを探ってください。SP03はすべての端子を天面に装備しますから、90度立てて縦置きしてもいいと思います。配線の取り回しを整えることも大切です。フォノイコライザーやプリアンプへのアース接続の仕方も、接続しないことも含めてカットアンドトライでノイズの少ない結線を探ります。

 

☝取材する唐木志延夫氏。LPレコードを再生しながらSP03、SP02の使い方を実践していただいた



☝MC昇圧トランスSP03



☝SP03はトランス1次側のセンタータップがGNDに接続される

 


オペアンプ交換で音をグレードアップ  SP02

―― プリアンプに替えて、フォノイコラーザーとパワーアンプ間にアクティヴ型ボリュウムコントロールボックスSP02を使ってみます。SP02は英国P&G社のスライドフェーダーにINPUT/OUTPUTバッファーのオペアンプを組み合わせるアクティヴ型ですね。

唐木 INPUTバッファーが増幅率1.47倍、OUTPUTバッファーが増幅率1倍の設計です。標準で搭載するオペアンプは新日本無線MUSES02(ステレオサウンドストア¥7,700、税込、2個セット)ですが、交換で音の変化を愉しめる点が、SP02の発展的な使いこなしです。4種のオペアンプで実践してみましょう。


【試聴したオペアンプ】

テキサスインスツルメンツ NE5532P (1個100円前後・参考価格)
発売20年以上を経て多くのアンプでの採用実績を持つ定番的存在

ナショナルセミコンダクター LME49860 (1個660円前後・参考価格)
2007年発売の新しい製品で、バイポーラトランジスターで構成

バーブラウン OPA2604AP (1個950円前後・参考価格)
オーディオ専用に開発され、信号系の内部回路をすべてFETで構成

バーブラウン OPA627A (2個9,150円前後・参考価格 ※1個1回路)
周波数特性、歪率など格段に優れた特性を持つ高精度オペアンプ

―― オペアンプの差し替えではっきりと音が変化しますね。比較的価格が安いナショナルセミコンダクターLME49860でも現代的で伸びやかな音で、スピード感もあり、SP03が用いるルンダール製トランスの個性もストレートに感じられました。

唐木 特性が抜きん出たバーブラウンOPA627Aは、個人的に、価格に見合ったハイグレードな音を聴かせる孤高の存在だと思っています。それぞれのオペアンプに個性がありますので、交換、ステップアップはお薦めです。オペアンプは、インターネット通販などで1個から購入できます。


―― オペアンプを差し替えるときの注意点はありますか。

唐木 まず基本的なことですが、交換時はSP03の電源を切り、さらに、スピーカーを傷めないようパワーアンプのボリュウムを絞るか電源を切ることを忘れないでください。オペアンプは天板部に黒丸印があるのが1番ピンです。方向性を間違えないよう、ラジオペンチを使ってSP02の基板のソケットで差し替えます。MUSE02のリードフレームは銅製で曲がりやすいため、抜き差しは慎重に行ないます。今回差し替えた4種のオペアンプのリードフレームは鉄の合金製ですので、比較的丈夫です。


【試聴に使用した機器】

アナログプレーヤー:テクニクスSL1200G
(330,000円) パナソニック

MCカートリッジ:フェーズメーションPP2000
(440,000円) 協同電子エンジニアリング

フォノケーブル:フェーズメーションCC1000R
(55,000円) 協同電子エンジニアリング

フォノイコライザー:フェーズメーションEA1000
(900,000円) 協同電子エンジニアリング

プリアンプ:エアータイトATC2HQ
(590,000円) エイ・アンド・エム

パワーアンプ:エアータイトATM3
(1,200,000円、ペア) エイ・アンド・エム

スピーカーシステム:GIPラボラトリーGIP-Monitor1
(4,838,000円、ペア) GIPラボラトリー

※表記の価格は税抜参考価格です。
 

☝アクティヴ型ボリュウムコントロールボックスSP02



☝交換したオペアンプ4種。左上から時計方向にバーブラウンOPA627A、ナショナルセミコンダクターLME49860、テキサスインスツルメンツNE5532P、バーブラウンOPA2604AP



☝オペアンプ交換時は天板の黒丸印をソケットと合わせ方向を間違えないようにする


 


紹介製品の購入


SP02【パーツセット】

■販売価格:138,000円(税込)


SP02【完成品】

■販売価格:168,000円(税込)


 ※SP02はバイパスポジションを装備したAVシステム仕様もラインナップ


SP02AV【パーツセット】

■販売価格:138,000円(税込)


SP02AV【完成品】

■販売価格:168,000円(税込)



SP03【パーツセット】

■販売価格:120,960円(税込)


SP03【完成品】

■販売価格:129,600円(税込)









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